オリジナル小説、【公爵の人形たち】より、【ナベリウス編 六章、愛憎の果てに】が一応書き終わったので、それの一部を漫画化させてみました。
レライデルが去った翌日襲撃を受けた下水道に住むリリーとルイは帝国側の追跡から逃れ、レライデルの向かった陥落した都市ファリエミルに向かいます。
レライデルより速くファリエミルに到着した二人はセフィーリルが居なくなったことによって枯れ果た森の草木を目にし、ルイは落胆、リリーは一人森の中に入り食べ物となる木の実を探します。
「まだ無事なのが残っててよかった」
木の実を収穫し終え、ルイの元に戻ろうとする彼女の背後から突然誰かが制止しました。
背中に銃を突きつけられ今にも泣き出しそうなリリー……
自分に銃を向けていたのはなんと、過去の戦争で生き別れになっていた双子の兄、グラーシャラボラスだったのです。
二人は自分と顔も髪の色も種族も同じ目の前の存在に驚き戸惑います。
小説ではこの二人の過去の回想には触れて居ませんが、漫画なんでそこは漫画だと描きやすいのもありこの続き今描き途中です。
それから【魔術師の仕事】のゲルハルトの記憶編でレライデルとダリウスの出会いも同じ六章の愛憎の果てにに登場する話しなので一部、描きたいとこだけ書いてみました。
これは、悪魔ゲールの記憶の章のストーリーなので直接愛憎の果てには含まれないストーリーになっています。
死後その悪しき行いにより地獄に落とされたダリウスは森の中倒れている所を悪魔レライデルに助けられます。
彼は地上に戻りたい一心でレライデルを金で買収しようとします。しかし、レライデルはいかにも人間的なダリウスに微笑み金よりも彼自身を要求します。
男色の趣味のないダリウスはその言葉に恐怖し、彼の元をこっそり離れます。しかし、一人になった彼を待ち受けていたのは愛した娘ゾフィアの亡霊でした……
とまあ、こんな感じのストーリーを一部漫画化。
想い描いた絵をスラスラ描ける人間なら漫画描いてたかも笑。
この後、自主規制だらけの漫画化したお話も載せるんで見たい人は見てみて下さい笑。